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患者と音信不通になってしまった時、病院側が取るべき対処法は?

・患者が来院しない、連絡も取れない…
その日予約を取って来るはずの患者が来院しない、定期的な電話での連絡・問診の日なのに患者と連絡が取れないのは、病院スタッフにとって悩みの種です。特に昨今の感染症大流行の最中、自宅療養をしている患者には電話連絡が必須です。

その最初の連絡、安否確認の電話がつながらないと、病院スタッフにとっては迷惑という以上に、「何かあったのでは」という心配が先立ちます。電話がつながらない以上、最悪の事態も考え、保健センターの職員が自宅訪問するなどの大ごとになってしまいがちです。

もちろん、それで無事に家にいるならそれに越したことはありません。多くの場合、連絡を取れないことで訪問すると、「申し訳なかった」「すみません」と素直に返してくれるんです。謝るくらいなら連絡をしてくれれば、連絡に応答してくれればいいのに、どうしてこんなプチ音信不通になってしまうんでしょうか。

・「知らない番号には出ない」という風潮
特に携帯電話を連絡先に設定した人にありがちなのが、「知らない番号だったから出なかった」という理由です。安否確認の連絡があると把握していなかったケースもあります。この場合、一度訪問されて「あ連絡を返さないと直に来てしまうんだ」と分かれば、あるいは訪問時に「この番号の時には出てください/折り返してください」と連絡すれば解決します。

しかし、中には病院書類に書いた住所が嘘だとか、緊急連絡先の親族も今の住所を知らないというケースもあります。こうなると、安否確認は不可能になってしまいます。

・誤解や無理解で通院をやめてしまう患者も
感染症に限らず、勝手に通院をやめてしまう患者も居ます。患者が通院をやめてしまう理由は、「悪化の経験がない、想像がつかない」「もう通わなくていいと自己判断してしまう」のが大きな理由です。これはどちらも、「病院側の説明」で防げる可能性があります。

通院での検診の場合、何度も通って「問題ありません」と言われるうちに、「ずっと異常ないし、通わなくていいんじゃないか?」と楽観的に考えてしまいがちです。病院側もついつい「言うことを聞いてくれる患者さん」と考えて、どうしてこの検診を継続しているのかの説明を省いてしまいがちです。定期的な検診、かつ継続が必要なら「この検診はいつまでするものなのか」「しないとどうなる可能性があるのか」を毎度でなくとも説明することで、患者さんに正しい認識を持ってもらえる可能性が高まります。(2022年現在)

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