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音信不通にした場合、給与・給料などの収入の受け取り、年金手帳や保険証はどうなる?

現在、ハローワークなどに通わなくても、パソコンや携帯があれば、簡単に求人情報を見ることができるようになりました。求人サイトも数多く存在し、毎日多くの人が利用しています。

しかし、中にはせっかく会社に入ったものの、ある日突然、音信不通になる人がいます。音信不通の人の給与・給料などの収入、年金手帳、保険証などは一体どうなるのか、と疑問に思ったことはありませんか?音信不通になった社員に対して、会社側はどのような対応をするのでしょうか。

・音信不通になった社員への連絡および安否確認

まずは数回連絡を入れた上で、安否確認のため、自宅を訪問等して、本当に音信不通になっているかを確認します。その後、音信不通による離職の手続きを行います。一方的な手続きは思わぬトラブルを招くこともありますので、規則や労働契約に基づいて行われます。

・未払い分の給与・給料

連絡がつかなくても、会社側は未払い分の給料を支払う義務があります。その為、支払われていない給料を受け取ることは可能です。しかし、健康保険証や会社の制服、その他備品などを会社に返す必要があります。先に給料を支払ってしまうと、本来返還してもらうはずのものが返ってこなくなる可能性があるため、会社側は、給料を振り込みではなく、現金手渡しに変更する場合が多く、その際に会社からの備品や制服、保険証などと交換という形を提案されます。音信不通の場合、この連絡すらうまくいかないことがあるので、備品返却や給料の未払いがある旨を伝える通知を内容証明郵便で送られることが一般的です。

・健康保険証・年金手帳の手続き

健康保険証は離職になれば返還してもらわなければいけませんが、音信不通の場合は回収不可能であることが多いです。そんな時は、年金事務所に回収不能届や滅失届を出し、資格喪失されます。

年金手帳は、一般的には会社に提出を求められ、そのまま会社で保管する場合が多く、退職時に返還されます。しかし、音信不通により、返還することが不可能な場合、発行元である社会保険庁に相談され、その結果に沿った方法をとられます。

ただし、令和4年4月以降は年金手帳が廃止され、基礎年金番号通知書のみになりました。

社員が急に音信不通になってしまうと、仕事の後処理など、何かと手間が掛かってしまいます。
また、給与の支払義務が会社側にはあるものの、音信不通になった側にも、健康保険証や、会社から支給された制服や備品を返還する義務があります。
会社に対して迷惑をかけることになりますので、よほどの理由がない限りは、全ての処理を、きちんと行った上で退職するのが望ましいでしょう。

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