結論から言ってしまうと、音信不通になった家族を探す手段として、住民票から探すのはあまり有効な手段とは言えません。
1.住民票の除票
住民票には、住所と世帯状況が記載されています。そして、その取得には名前と現住所、又は過去5年以内の前住所の情報が必要になります。その理由は、市役所における住民票の保管期間が5年間と決められているからです。そのため、音信不通になったご家族の最後の住所の情報が5年以上前のものだと、住民票を取得することができなくなってしまうのです。
2.現住所以外を登録している可能性
音信不通になったご家族が、もし本当に誰にも居場所を知られたくないと思った場合、住民票に現住所ではない住所を登録している場合があります。正しい現住所が登録されていない場合には、当然ご家族が住民票を手掛かりに探し当てることは出来ません。
3.住民票をブロックしている
ご家族が何らかの理由で住民票をブロックしている場合、本人以外誰も住民票を取得することができません。例えば、夫のDVから逃れるために逃げ回っている親子の場合、ブロックすることで夫から完全に逃れることができます。
このように、もし相手が本当に連絡を絶ちたいと思っている場合、住民票が音信不通者との連絡手段になる可能性は少ないのが現状です。
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