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キャリアアドバイザーが求職者と音信不通になってしまった時の対処法

1.キャリアアドバイザーが求職者と音信不通になってしまうタイミング

キャリアアドバイザーとは、転職希望者の転職が成功するように、サポートする職業です。国家資格を持っていないと就くことができないキャリアコンサルタントとは異なり、誰でも就くことができる職業ですが、仕事との相性が良くないとキツイと感じてしまう人が多いのも事実です。その一つの表れとして、求職者と音信不通になってしまうこともあります。

求職者と音信不通になるタイミングに、まず転職希望者との面談後が挙げられます。転職理由や希望職種、これまでの職歴など、初回の面談では約1時間ほどかけて、じっくりとヒアリングしていきます。ここでのヒアリングをしっかりと行えていないと、紹介内容とのミスマッチが生まれてしまうからです。転職者の希望する条件から転職に対する不安な気持ちまで、時に雑談を交えつつ、緊張をほぐしながら、心を開いていて話してもらうことが大切になります。面談で求職者が思ったように思いを伝えられなかったと感じてしまった場合、音信不通になってしまう可能性があるのです。

面談が終わり、求人紹介を始めたタイミングにも、注意が必要です。求職者が希望する職種や年収に合わせて求人を紹介していくのですが、求人募集が少ない時期の転職では、求職者の希望する職種を提示できない可能性が多々あります。また、キャリアアドバイザーが良かれと思って、求職者が気が付いていない適性を見極めて求人を提案したことで、「希望と違う」「望んでいる求人がこない」と判断され、連絡が途絶えてしまうケースもあります。

そして、履歴書の添削や面接対策の際にも、求職者と音信不通になってしまうリスクが隠されています。転職者の中には、プライドの高い人も存在します。特に、それなりに社会経験を積んでいて、さらに高みを目指そうとしている人は、自分のしたことにコメントを付けられることを嫌います。履歴書の添削や面接対策の際に、少しアドバイスをしただけでもプライドが傷つき、へそを曲げてしまう人もいますので、相手の性格を見極めながら言葉を選ぶ必要があります。

2.求職者と音信不通になってしまった際の対処法

キャリアアドバイザーが求職者と連絡が取れない時には、求人の話を先に進めないことがポイントです。求職者によっては、企業の選考が進んでいる段階で音信不通になってしまう人もいます。そういった場合には、相手の企業に迷惑をかけないように、キャリアアドバイザーとして細心の注意を払わなくてはなりません。

採用希望の意思がある企業には、応募者が音信不通になった旨は伝えずに、「最終調整を行っている段階」等、もっともな理由を付けて時間を稼ぐのも大切です。そして、企業側に不信感を持たれないよう、早期に求職者とコンタクトを取るべく対処しなくてはなりません。

また、求職者と連絡が取れなくても、諦めずに何度も連絡し続けましょう。音信不通になってしまう人の中には、冠婚葬祭や体調不良、システム上のトラブルなどで、やむを得ず連絡が途絶えている可能性もあります。その可能性を考えて、最低でも1ヶ月は連絡を取り続ける努力をしたほうが良いです。電話では1日に1度着信を残し、メールではなるべく丁寧な文面で、連絡をもらいたい旨を記載しましょう。

3.求職者と音信不通にならないための対策

キャリアアドバイザーが円滑に仕事を進めるためにもっとも大切なのは、求職者との信頼関係を築くことです。最初の面談で求職者に好印象を与えるために、親身になって話を聞く姿勢が大切になります。こちらの話ばかりして求職者の話をあまり聞かなければ、「この人は話を聞いてくれない」と思われ、それ以上あまり自分のことを話してくれなくなってしまう可能性があります。相手の目を見て、決して横柄な態度は取らず、話を聞きましょう。ただし、自分から話をするのが得意でない人もいますので、そういった雰囲気を感じ取って、うまく聞きたいことを聞き出す技術も必要になります。

求職者と音信不通にならないように、こまめに連絡を入れることもポイントとなります。「先日は面談のお時間を頂き、ありがとうございました。」から始まり、「その後、何か不安なことはありませんでしょうか?何かありましたらお気軽にお問い合わせください。」と、こちらが気にかけていることを相手に伝えることで、求職者も誠意を持って対応しようとしてくれるはずです。アドバイザーからの連絡が少ないとやる気をなくしてしまう求職者もいますので、モチベーションを上げるような一言を投げかけてあげると良いでしょう。

キャリアアドバイザーは、求職者と企業との間で板挟みになり、双方の望みを叶えるために奔走しなくてはならない大変な仕事です。求職者と音信不通となってしまうとさらに負担が大きくなってしまうので、そうならないように、予めしっかりと手を打っておく必要があるでしょう。こちらが熱心に対応すれば、求職者もやる気を見せてくれるはずです。諦めずに、コンタクトを取り続けることを忘れないようにしましょう。

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