彼氏と音信不通になり、まったく連絡が取れなくなってしまった場合、どのような方法で彼の消息を知ることができるでしょうか。考えられる探し方をまとめてみました。
■家族や友人に尋ねる
もし彼の家族や友人と面識があり、連絡先を知っている場合は、彼にとって身近な人から、彼氏のことを尋ねてみましょう。
お互いによく知った仲であれば、簡単に事情を説明し、彼が今、どこにいるか聞いてみてください。彼に事前に口止めされていたら情報を引き出せないかもしれませんが、安否確認程度は教えてもらえる可能性があります。彼が無事だとわかれば落ち着いて対策を練ることもできますので、渋られたら「元気かどうかだけでも教えてください」と食い下がってみてください。
もし、彼と近しい人間にも心当たりがない場合は、知人の知人を頼ることになるかもしれません。初対面の場合、高確率であなたは警戒されます。相手の警戒心をなくすためにも、自分が彼の恋人であること、突然音信不通になり、心配していることをきちんと伝えましょう。
彼のことが心配で、焦る気持ちもわかりますが、相手にその気持ちを押しつけてはいけません。あくまで教えてもらうという立場を忘れずに、誠実に対応するようにしましょう。
■SNSを使って探す
恋人同士であれば、お互いのアカウントをフォローし合っている場合が多いでしょう。そのアカウントの更新状況を確認してみてください。もし、音信不通になった日時以降に更新が確認できれば、とりあえず彼が無事であることがわかります。
もし、ブロックされたり、アカウント自体が消えてなくなっていたりした場合は、彼の氏名や思い当たるキーワードなどで検索をかけてみましょう。
本名でアカウントを作成している可能性は低いですが、彼と繋がりのある友人などのアカウントがヒットする可能性は高いです。そこから辿っていけば、彼の新しいアカウントを見つけることも不可能ではありません。地道に探しましょう。
もう1つ、SNSを活用した捜索方法があります。これは少し大胆なやり方ですが、SNS上に「彼が音信不通になって探している」という旨を投稿してみる方法です。
音信不通になった日時や彼の見た目、そして住んでいる地域など、可能な限りの情報を掲載します。これは個人情報をネット上に掲載する行為でもあるため、大きなリスクが伴いますが、心配しているあなたの気持ちに共感した人たちが拡散して、情報を集めてもらうことができます。
ただし、この方法はあなたや彼の身元がバレてしまう可能性があり、心無い言葉を浴びせられる可能性があるため、半端な覚悟で行うことはおすすめしません。また、喧嘩別れや別れ話の後など、明確に彼があなたから離れたがっていることがわかっている場合も、この方法はやめましょう。理由がまったくわからない場合で、彼氏の安否が不安ということであれば、世間的にも受け入れられやすいでしょう。状況判断を正確に行ってください。
■人探し専用掲示板で探す
インターネット上には、人探しを目的とした専用の掲示板が存在します。掲示板には、「人探しをしている」という情報を掲載できるフォームがあります。そこに彼の情報を掲載することで、情報が寄せられるのを待つことができるようになっています。
また、他の捜索情報も検索することができるので、他にも自分と同じように彼を捜索している人がいた場合は、その情報も合わせてチェックできるのがメリットです。
■画像検索で探す
Googleの画像検索機能を使用して、音信不通になった彼氏の写真や車などのナンバーの画像をアップロードして検索をすると、インターネット上に存在するあらゆる画像から、元の写真と似たものを見つけ出すことができます。
あなたの知らない彼のSNSのアカウントにアップされた写真がヒットする可能性も高く、本人の写真を見つけたらその画像をクリックすれば、その写真が上げられたサイトにも飛ぶことができます。確実に彼を見つけることができるものではありませんが、彼を探す手掛かりとしては有効な手段です。
■電話占いに相談する
電話占いでは音信不通になった彼氏の相談も受け付けています。生年月日やタロットカードを用いて彼の行方を追うことができるので、気になる方は1度相談してみましょう。
■探偵に調査を依頼する
できるだけ早く、信憑性の高い情報が欲しい時には、やはりプロの力を借りるのがおすすめです。探偵と聞くと物々しい感じがしますが、いわば人探しのエキスパートに依頼をするわけです。
探偵に調査を依頼するメリットは、自分の力ではどうにもならない部分にも手が届くことです。探偵は人探しに慣れているため、独自のノウハウで彼の消息を辿ってくれます。また、自分で探すより確実性のある方法で探しているという事実が、精神的に余裕を与え、気持ちを落ち着けることができるという点も、大きなメリットと言えるでしょう。
デメリットとしては、依頼をするのに依頼料が発生する点です。依頼料は事例によって異なるので一概に明示することはできませんが、ある程度の費用が必要になるという覚悟が必要です。
探偵への依頼の仕方はとても簡単で、探偵事務所に赴いて、相談しに行くだけでOKです。しかし、いきなり探偵事務所に入るのは勇気がいるでしょう。そうした方には、まず電話やメールで相談できる探偵事務所がおすすめです。24時間365日無料で対応してくれる事務所もありますから、お住まいの近くにそうしたサービスを行っている場所がないか、探してみてください。
電話やメールである程度話が進めば、次は面談です。面談は基本的に事務所で直接対面して行われますが、事務所によってはオンライン面談を採用しているところもあります。面談では、より具体的な内容を話し合い、依頼料などの見積もりを出してもらいます。
この時、悪徳な探偵事務所の場合だと、かなり高額な金額を請求されることがあります。契約を結ばない限りはなかったことにできるので、もし金額に納得できないならば、どんなに強要されたとしても拒否して、別の探偵事務所を探すことをおすすめします。
面談の際に提示された見積もりで問題なければ、そのまま依頼契約の締結に入ります。この依頼契約が結ばれれば、調査開始となります。
■彼氏の音信不通は警察にも相談できる？
彼氏が音信不通になった時は、捜索願を警察に出すことで、公的に捜査を行ってもらうことができます。捜索願とは、本来行方不明者の家族や親族が、本人の意思の有無にかかわらず、警察に対して捜査を依頼するものです。
安否確認が取れず、命にかかわるような事態や事件に巻き込まれているような事態が想定できる場合は、警察に捜索願を届け出ることをおすすめします。捜索願は家族や親族などの親権者が届け出を行うのが基本ですが、恋人や同居人など、行方不明者と密接な関係がある人は届け出を出すことが可能となっています。
捜索願を出すときの注意点として、捜索願を出す前に、彼の音信不通が本当に行方不明に該当するのか、しっかりと確認することが大切です。警察に動いてもらうということは、公的な機関を動かすことになります。公的な機関を動かすためには、命にかかわるような、緊急性のある正当な理由が必要なのです。
そのため、音信不通になってしまった理由がある程度想定することができ、かつ緊急性の低い内容だった場合は、そもそも取り合ってもらえない可能性があります。例えば、音信不通になる直前に別れ話や喧嘩をしたということであれば、それが原因の可能性が高いため、捜索願を出すような事例ではないと判断されてしまうでしょう。
反対に、彼氏が音信不通になる直前に、「死にたい」など、自殺をほのめかすような発言をしていたら、明確に生命の危機が危ぶまれている状況と判断できます。迷わず、速やかに警察に相談しに行きましょう。
■捜索願の出し方
捜索願は原則として、音信不通になった時点で住んでいた地域を管轄する警察署、音信不通になったと想定される場所を管轄する警察署、そして、捜索願を届ける方が住んでいる場所を管轄する警察署のいずれかでなければ提出することができません。該当する警察署へ赴き、捜索願を出したいという旨を窓口で伝えれば、担当者が来て相談に乗ってくれます。
捜索願を提出する時には、あなた自身の身分証明書と印鑑が必要になりますので、忘れずに持っていくようにしましょう。他にも、彼の写真や捜索の手掛かりになるようなものがあれば、それも必ず持っていくようにしてください。そして何よりも、あなたが音信不通になってしまった彼と恋人同士であるということが証明できるものが必要です。
基本的に、警察は他人に対しての捜索願は受理してくれません。血縁関係のない彼の捜索願を受理してもらうためには、自分自身が彼と親しい間柄であったということを証明する必要があります。いたずらやストーカーと疑われないためにも、きちんと証拠を用意して、相談しに行ってください。
■捜索願が受理してもらえない場合
以下に当てはまる場合は、捜索願を提出しても受理してもらえない可能性があります。
1つ目は、手続きに不備があった場合です。印鑑を忘れたなどという理由で不受理になることはありませんが、何かしらの不備が発生した場合は、捜索願が正式に受理してもらえない可能性があります。
2つ目は、違法行為目的であると判断された場合です。捜索願を出す目的が、取り立てや暴力行為、そしてストーカー行為目的と判断された場合は、受理してもらうことができません。彼氏が音信不通になってしまった理由によっては、この違法行為目的と判断されてしまう可能性があるため、注意が必要です。
3つ目は、捜索願不受理届が提出されている場合です。捜索対象者本人が誰にも探されたくない場合、「捜索不受理届」を提出することができます。これが提出されてしまうと、警察は捜索対象者本人の意思を尊重する必要があるため、たとえ身内が捜索願を出したとしても、受理してもらうことができません。ただし、捜索届の不受理申請は条件が厳しく設定されているため、家出などの理由では使用できません。
■探偵と警察だったらどちらに相談するべき？
探偵と警察のどちらに捜索依頼を頼んだほうが良いのかは、状況によって異なります。
もし、音信不通になる直前の彼氏の様子が普段と異なり、自殺やなんらかの事件に巻き込まれている可能性が考えられる場合は、警察を選ぶことをおすすめします。
探偵は確かに人探しのエキスパートではありますが、こうした緊急度の高い捜査は、警察のほうが対応し慣れています。探偵に相談したとしても、事件などに巻き込まれていた場合には、警察のお世話になることは避けて通れません。二度手間にならないためにも、最初から警察へ相談に行くべきだと言えます。
反対に、緊急性が感じられない音信不通の場合は探偵に依頼することをおすすめします。警察は、たとえ捜索願を受理したとしても、緊急度の低い案件の場合はなかなか捜索してもらえないことがほとんどです。仮に捜索してくれて見つかったとしても、捜索対象の気持ちが最優先となるため、必ずしも安否確認以外の情報（現在住んでいる場所など）を受け取れるわけではありません。
その点、探偵に依頼をすれば、彼の安否確認はもちろん、音信不通になった事情や、現在の暮らしぶりなど、依頼に沿って調査した上で、報告してくれます。
また、理由を問わず、探偵なら契約さえすればすぐに動いてくれるので、喧嘩別れで音信不通になってしまった時など、警察が受理しないケースにおける相談先としては、探偵を選んだほうが良いと言えるでしょう。
■人探しは迅速な対応が大切
大好きな彼氏が音信不通になってしまったら、心配で精神的に参ってしまう方もいるでしょう。しかし、1人でくよくよ悩んでいたとしても、事態は一向に改善しません。
人探しにおいて大切なことは、いかに初動を早くできるかです。あなたが悩んでいる間にも、彼に命の危機が迫っている可能性があります。
もし彼が音信不通になってしまった理由にまったく心当たりがないという場合は、専門機関に頼ることを視野に入れながら、できるだけ早く捜索を開始しましょう。
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