・運命の人だと思っていたのに音信不通に
お互いに大好きだと思っていたけれど、夢や進学・就職先の違いで別れて以来、音信不通になってしまった…そんなカップルは珍しくありません。大人なら、仕事の付き合いで他社の人と出会い、「良い人だな」「なんだか気になるな」と思うことがあっても、相手や自分が既に既婚者で、それからどうなることもなく、仕事の満了で会うこともなくなるというケースもあります。
一度途切れて音信不通になってしまった人間関係は、そのまま途切れっぱなしになるのも珍しいことではありません。その後、風の噂で状況を聞くことがあっても、そこまで感情が動くこともないのではないでしょうか。
しかし、もしもその人が本当に「運命の人」だったのなら、その音信不通の期間は「結ばれるための必要な期間」の可能性があります。
・「運命の人」の定義って？
よく「一目ぼれした」「出会った瞬間に分かる」と言われる運命の人ですが、より具体的な定義があるのでしょうか。「運命の人＝結ばれる人」というイメージが強いですが、多くは「一緒に居てお互いに幸せな人」「苦楽を共にできる人・支え合える人」です。どちらか一方だけの運命の人になるのではなく、「お互いがお互いの運命の人」となります。
占い界隈では、こういった関係性を「ツインレイ」「ツインソウル」と呼ぶこともあります。どちらも「前世では1つの魂だったもの」が「今世では分かれて生まれている」存在を指す言葉です。ただし、どちらも「ツイン」と付いているものの、「ツインソウル」は同時期に、同性・異性関係なく2名以上の複数人存在する説もあり、「異性同士」「唯一無二」の存在となる「ツインレイ」のほうが、恋愛的な「運命の人」のニュアンスで使われるケースが多くなっています。
また、協力することで同じ試練を乗り越えるツインソウルに対し、ツインレイにおける試練は「相手への執着」「エゴでの拘束」です。これを乗り越える手段が、時に「音信不通」という別れの期間になるのです。
・運命の人だからこそ一度音信不通になる？
「運命の人だったらストレートに結婚できるんじゃないの？」と思うかもしれません。しかし、音信不通期間があるのは、「成長するため」と「依存しないため」、そして「再認識するため」という、運命の人だからこそのステップなのです。
1つ目の「成長するため」ですが、人間は幸福な環境では、それ以上の幸福を求めなくなります。「既に幸せなんだからそれでいい」と現状に満足しすぎると、成長する機会も失われてしまうんです。「今が幸せなんだから」と変化を恐れて、相手の行動を過度に束縛してしまうケースもあります。これがエゴでの拘束であり、拘束される側に幸福はありません。
2つ目は「依存しないため」です。ツインレイは確かに運命の相手ですが、「お互いに支え合う」存在でもあります。しかし、一方がもう一方に依存しすぎてしまったり、頼りきりになったりすると、一方は負担が大きくなり、もう一方は1人で生きる強さが弱まってしまいます。これでは、「支え合う」存在から外れてしまいます。この試練を乗り越えるために、「自分が助けて守らなきゃ、この人は駄目なんだ」「私にはこの人がいないといけないんだ」という執着・依存心を捨てる別れが必要になります。
3つ目の「再認識するため」とは、愛を再認識する期間という意味です。長い付き合いで、お互いが居るのが当たり前になってしまうと、感謝や愛が薄れてくるように思える瞬間があります。いわゆる「空気のような存在になる」です。しかし、空気が存在しなければ人間は生きてはいけません。居なくなって初めて分かる、相手からもらっていた・自分が向けていた愛の大きさに、自分自身で気がつくための「考える期間」が、運命の相手との音信不通期間には生じます。
お互いが運命の相手であったならば、この音信不通の期間に試練を乗り越えることができれば、再び出会う瞬間がおのずと現れてくると言われています。より現実味のある話をすれば、執着や依存がなくなったことで、フラットに「会ってみたいな」「今元気かな」と相手のことを考えられるようになり、無意識のうちにその人と出会いやすい行動をしているケースもあるでしょう。それがお互いに起きるからこそ、「運命の相手」となります。
・ツインレイの音信不通かどうかを確かめる判断基準は？
以上はあくまで大まかな例であって、必ずしもこの3種類に合致する試練があるとは限りません。目の前の仕事を全うすることが試練であるケースや、たくさんの人と交流を持つことが試練であるケースもあります。こうした仕事や勉学での岐路といった「大きな変化」がどちらも同じタイミングで起きて、それによる別れをお互いが受け入れられている場合は、ツインレイである可能性が高まります。再会を半ば予期しているからこそ、「一時的な別れ」と受け入れられるのです。
逆に、ツインレイではない音信不通の理由も多数考えられます。大喧嘩をきっかけに、以前からの積み重ねで嫌になってしまって、フェードアウトを狙っての音信不通や、単純に連絡できないほどの体調不良・入院などに陥っているケースもあります。音信不通前後の状況を考え、SNSや家族友人といった情報源から近況を確認できるでしょう。
・音信不通の運命の人を待った場合の結果は？
音信不通の人が運命の人だった場合、待つ期間こそ人によって大きく異なりますが、多くは結ばれる結果となります。それもお互いが・どちらかが結ばれたくて積極的に探していた、という訳でも無く、たまたま偶然に再会して、それが結ばれるのに問題ないタイミングだった、という形で結ばれるケースが多いのです。運命的な別れを再会を経て結ばれる、これこそ運命の人と言われる由縁かもしれません。
もちろん無意識下で情報を集めていた、相手の情報が耳に入っていたり、「また会えないかな」と何となく相手が行きそうな場所に足が向いた結果、という行動ありきのケースもあります。運命の人と音信不通になり、その後再会できるかどうかのポイントは、「別れている期間、どれだけ精神的に自立・成長できているか」になります。
・音信不通中にやっておいたほうが良いことは？
運命の人との音信不通の間にやっておいたほうが良いことは、「精神的な自立」を目指した言動や人間的な成長を心掛けることです。ついつい音信不通になってしまった相手のことを考えて、寂しさや悲しさに気落ちしてしまうかもしれません。しかし、そうした気持ちは執着に転じてしまいかねません。
特に、相手へ依存気味だった人には抜け出しづらいネガティブな期間になりますが、逆にそれだけ相手1人に寄りかかってしまっていたことに気づかされるでしょう。「精神的な自立」とは、必ずしも「孤独になれ」という話ではありません。むしろ、逆に「まんべんなく寄りかかれる対象を増やす」「その輪の中で自分も助ける側になる」ことこそ、自立に繋がります。
それは、趣味であったり、仕事であったりと、人によって様々です。運命の人個人への依存・執着を捨て、人に頼らず、「自分がしたいこと」「目指したいこと」をたくさん作ることこそ、心の安定感をもたらしてくれます。
・音信不通中に注意したいことは？
注意したほうがいいことはその逆、「運命の人とのつながりを取り戻そうとする」言動です。音信不通になってから間もないのに、返事を催促するメッセージをたくさん送ってしまうとか、何度も相手の家や会社、学校などを訪れてしまう行為です。一歩間違えればストーカーになってしまう上に、全く試練を乗り越えられていません。自分が会いたいという気持ちだけで、相手の気持ちや状況も考えずに突発的に行動してしまっては、相手にとって良い印象が芽生える訳もありません。会う予定の無かった相手と遭遇することで予定が狂ってしまうとか、あるいは新しい恋人と出会っている瞬間に出くわしてしまう可能性すらあります。
不実な話に思えるかもしれませんが、たとえ運命の人であっても、一度きちんと別れている以上は、新しい恋は気兼ねなくしていいのです。何度も言うように、運命の人との音信不通期間は、「運命の人への執着を捨てる」期間です。他の人と付き合うことで、「あの人に感じたような安らぎがない」といった気づきも、愛情の再認識のきっかけとなることがあります。
・運命の人とはどれくらいの期間音信不通になるの？
運命の人との音信不通期間がどれだけの長さになるかは決まっていません。卒業後に別れて、社会人になってから再会したという数年単位の人、「別れよう」と告げられてから6ヶ月後に復縁した人もいれば、付き合っては別れを繰り返して、10年以上かかって結婚したという人もいます。
「最短では1ヶ月間」という見方もあります。特に、束縛気味だった状況から解放された運命の人は、最初は自由や解放感でいっぱいです。恋人のために費やしていた時間やお金を自分のためにも使えます。忙しさから別れたのなら、仕事や勉強に集中するのだから、やはり別れた恋人のことなど考えません。
1ヶ月が過ぎる、あるいは忙しい期間を乗り越えたタイミングで、ふと相手のことが気になってくることがあります。このころになると、別れた直後の気持ちは落ち着いて、二人で居て楽しかったころの思い出や記憶が蘇ってくることが多いでしょう。
しかし、だからこそ「寂しいな」という気持ちだけで行動していけません。仮に、その1ヶ月間で自分にとって価値観が変わることや成長の機会があったとしても、相手も同様だとは限りません。短いスパンで復縁をしたところで、お互いが人間的に成長をしていないと、また似たような理由で別れてしまいます。
自分は寂しさから焦っていないか、自分を大切にしたいために相手を使おうとしていないか、自分の都合だけで動こうとしていないか、自分自身とよく向き直って考えましょう。「相手が落ち込んでいる」と耳にしたとしても、それは相手自身が乗り越え、成長しなければならないことです。あなたが支えてしまっては、成長の機会は訪れないままです。「助けなきゃ！」と浮かんでしまうのなら、あなたもまだ「駄目な相手」に依存しています。
・運命の人と再会できる前兆はある？
運命の人と音信不通になってから十分な期間が過ぎ、その中で充実した生活を送れるようになってくると、自然と運命の人の現況が色々な耳に入ってくる機会が増えると言われています。この時、自分が次のような状態であれば、それは復縁や再会の前兆かもしれません。
「相手への依存心がなく、自分自身を俯瞰的に見られるようになっている」
ここまで何度も繰り返してきているように、お互いが運命の相手であるからこそ、お互いに依存すべきではありません。縋りつく、寄りかかるだけではなく、お互いが自律できるようになったタイミングであれば、フラットな博愛の気持ちで再会できるでしょう。
「環境が大きく変化する」
引っ越しや仕事場の部署移動、オフィス移転など、大きな環境の変化には、周囲の人間関係の変化も伴われます。こうした大きな変化が起きているタイミングには、偶然再会のタイミングが来ることが多いのです。物理的な移動が起きるような変化でなくても、大事にしてきたものを失う・壊れてしまうのは、転じて「執着していたものが無くなった」という変化のタイミングです。これもまた、再会が呼び込まれるきっかけとなるケースがあります。
・待つべき運命の人かどうか、自信がなければ電話占いへ
運命の人は「その人だけ」であるからこそ運命の人ですが、自分が待っている、待ちたいと思っている相手が運命の人とは限りません。ここまで書いてきたように、そういった執着を超えることで運命の人と結ばれるためです。電話占いでは信じて待つために背中を押してもらえる答えであれ、逆に「待つべき人ではない」という答えであれ、説得力や判断材料を踏まえたアドバイスがもらえます。特に復縁や再会、恋愛の運命に強い先生を探し、相談してみましょう。
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