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音信不通の親子が再会した実話エピソード

これまで親子で仲良く過ごしてきた人からしたら、なぜそうなってしまったの?と不思議に思ってしまう部分もあるほど、親子の音信不通とは辛く切ないものです。こちらではそんな経験をした、実の両親と音信不通になってしまった子の実話があります。

1.12年間音信不通の親子

Aさんは、ご両親と12年間音信不通になっていました。音信不通になってしまった理由は父親との確執で、就職先も教えずに完全に連絡を絶っていたのです。母親が亡くなってしまった時に父親を憎みはじめ、そのまま憎み続けて父親は亡くなってしまいました。自分に子供ができたことで、連絡を全く取らなかったことに後悔し始めましたが、もう手遅れでした。

幸いにもAさんにはお兄さんがいて、現在はお兄さんとはたまに連絡を取るようになったそうです。お兄さんはAさんの子供たちの面倒もよくみてくれるので、家族のありがたさを再確認できたことでしょう。

しかし、中学生頃まで一緒にお風呂に入ったりして、仲の良かった真ん中の娘さんが22歳になった今、家に寄り付かなくなってしまいました。娘さんとは連絡は取れるものの、少し口を出すラインが既読にならなくなるほど機嫌が悪くなってしまいます。Aさんは「頼りがないのは元気な証拠」と考え、しばらくほっておくようにしているそうです。

親と音信不通となり辛い思いをした自分の娘が、まさか家を出ていくなんて思いもしなかったことでしょう。娘さんにも同じような思いをさせないためにも、何とか仲直りしてほしいものです。

2.18年ぶりの再会

まだ物心がついて間もない5歳の頃、Bさんは「どちらについていきたい?」と質問されました。状況が理解できないBさんは、「ふたりともいっしょにいてほしい。」と答えるも、それはできないという雰囲気が漂い、お姉ちゃんは泣いています。苦渋の決断で「パパといっしょにいる。」と答えたBさんは、お姉さんとおばあさん、お父さんと一緒に暮らし始めました。

おばあさんや友達のお母さんなどの支えもあり、無事に大人になったBさんは柔道整復師として働き始めました。周りが結婚し始めたことから、女性との距離感を考えるようになり、同級生であるMさんと連絡を取り合うようになりました。両親の離婚から12年も経っていたので、それまで母親のことは忘れていたBさんですが、家族ぐるみでの付き合いがあったMさんと話をするたびに母親の存在を思い出すようになっていました。

ある日、オーケストラの団員であるお姉さんから演奏会の誘いがありました。その時、「お母さんも来るよ。」と知らされたBさんは、一緒に姉の演奏を見る決意をしました。そして演奏会当日、会場の外で18年ぶりの再会となる母親と待ち合わせたBさんは、「久しぶり。」と母に声をかけました。その後席についた二人は、離婚の話や仕事の話、家族の話など18年の間を埋めるようにたくさん話をしました。そして、演奏が始まった瞬間、これまでの思いが溢れBさんの目には一粒の涙が流れたのでした。

Bさんが思う親子にとって大切だと思うこととは、ただ「そばにいること」とのことです。もし離れて暮らす親がいるのなら、会いに行ってあげてはいかがでしょうか?

3.23年間音信不通だった母と再会した場所は…

Cさんは、頑固で自分勝手な性格の母親が子供の頃から嫌いでした。大人になり結婚したCさんは、一度は母親と離れて暮らしていましたが、父親の死をきっかけに母親と一緒に住むことになりました。しかし、元々合わない性格の二人は喧嘩が増え、母親は家を飛び出してCさんの妹の家に身を寄せるようになったのです。その際母親は妹に、「Cさんにいじめられた」というような話をしたようで、そこからCさんは妹とも音信不通となってしまいました。

その後、住む場所も連絡先も変わり、23年間家族と音信不通になってしまったCさんはある意外な方法で家族と再会するきっかけを掴みます。それがFacebookでした。当時Cさんの母親はガンを患っており余命いくばくもない状態でした。そのことを伝えるために、Cさんの妹がCさんと同姓同名の人をFacebookで片っ端から探し、プロフィールを確認していたのです。やっとの思いでCさんを見つけ出した妹がメッセージを送り、ホスピスに入っている母親との再会が叶いました。

ホスピスの個室で、母親は髪が薄くなり、頬はやせこけ、黄疸が出ていました。変わり果てた母の姿を目の当たりにしたCさんは、ただただ謝ったといいます。母親も涙を流しながらただただ謝り、お互いにあった心の蟠りを溶かすことができたのです。今では、Cさんが病院に行くたび、嬉しそうに「写真を撮ろう」と声をかけてくれるとのことです。

Cさんのお母さんの寿命はもってあと数か月です。もし自分がCさんの立場だったら…と思うとぞっとしませんか?Facebookという便利な機能のおかげでお母さんと再会できて本当によかったですね。

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