●彼女と音信不通になる理由
これまで仲良くしていたのに、ある日突然、彼女からの連絡が途絶えたら、何かあったのかと心配になります。嫌われたのかもと不安にもなります。そのまま音信不通が続き、気がついたら自然消滅していた…というケースは決して珍しくありません。別れを言わないで去って行った彼女と自然消滅する前に、お互いの関係をハッキリさせておきたいものです。なぜ彼女から連絡がこなくなったのか、その理由を考えてみましょう。
彼女から連絡がこなくなる1つ目の理由は、日々の生活に何らかのストレスを感じているケースです。「あなたに何らかの不満がある」「恋愛自体に疲れている」「仕事が忙しい」「仕事や私生活で悩みごとがある」など、仕事やプライベートでストレスを抱えている場合、周囲との連絡が疎かになりがちです。なるべく人との関わりを絶つことで、気持ちを休めたいと考えるからです。
その結果、しばらくメッセージをチェックしないなど、LINEやSNSから距離を置くことがあるのです。このような場合は、仕事が一段落したり、気持ちが落ち着いたりしたら、再び連絡がくる可能性が大きいです。
2つ目の理由として、あなたのことをもう好きでなくなった場合が考えられます。このようなケースでは、音信不通にして、そのまま自然消滅的に別れようとしています。
彼女の気持ちが離れたと判断できる期間は、こちらからの連絡に返事がこなくなるなど、連絡が途絶えて1か月が目安です。仕事が忙しかったり、スマホが壊れたりといったやむを得ない事情で連絡ができなくても、1か月も音沙汰なしになるのは不自然だからです。わざと連絡を絶っていると判断しましょう。
●音信不通の彼女と別れる場合の方法は3つ
音信不通の彼女と別れることを決めた場合、その方法は主に、「何とか彼女と会って、直接別れ話をする」「彼女とは会わずに、LINEなどで別れたいと告げる」「そのまま放っておき、自然消滅させる」の3つです。
1つ目と2つ目は、何とか彼女と連絡をとって、別れを告げることができます。しかし、彼女と連絡をとることを諦めるのも選択肢の一つです。こちらからも連絡を絶って、自然消滅で別れる方法もあるのです。
本気で付き合っていたのであれば、できれば連絡をとり、直接会ったうえで、きちんと別れを告げたいものです。しかし、彼女から連絡が途絶えた場合は、会わずに自然消滅を選ぶほうが良い場合もあります。
音信不通による自然消滅は、“最低の別れ方”と受け止める人も多いです。それは、「気持ちのケジメが付かないので辛い」「理由も分からず、付き合いを拒否されるのは納得できない」と感じるからです。
そのような方のために、自然消滅が納得できないのはなぜなのか、その理由についてもまとめました。それぞれの別れ方のメリットとデメリットを知り、どのように別れるのが良いのかを考える参考になれば幸いです。
●どの方法で別れるにしても、数回はこちらから連絡をする
どの別れ方を選ぶにせよ、数回はこちらから連絡をしてください。もしかしたら、スマホが壊れて連絡ができなくなっているのかもしれません。また、病気で寝込んでいる可能性もあります。「連絡がないけど、元気？」「しばらく会ってないけど、大丈夫か？」など、こちらから連絡してみましょう。
ただし、あまりしつこく連絡しないことです。4～5日程度の間を置きながら、数回連絡をしてみてください。そして、1か月経っても向こうから連絡がなければ、彼女の心変わりの可能性が高いと判断しましょう。
連絡がつかず安否確認ができない場合は、SNSにログインがあるかを確認しましょう。InstagramやTwitterなど、彼女が利用しているSNSでいつも通りに投稿しているようであれば、とりあえず元気であることが分かります。
SNSを利用していない場合、SNSに投稿がない場合は、彼女に電話をかけてみましょう。LINEのメッセージをチェックするのは面倒でも、電話なら出てくれる場合もあります。また、共通の友人がいるのであれば、無事かどうかを確認してもらうのもおすすめの方法です。
元気でいることが確認できたら、別れのステップへと進んでいきましょう。
●何とか彼女と会って、直接別れ話をする
気持ちをスッキリさせるには、直接会って別れを告げるのが一番いい方法です。「会って話したい」とメッセージを送るか、共通の友人に伝えてもらいましょう。そして、彼女と会うことができたら、はっきりと別れを伝えてください。
別れ話では、彼女を責めるのはやめましょう。また、理由を聞きたくなると思いますが、無理に理由を聞き出す必要もありません。このまま付き合っていく場合は、理由を聞いて話し合うべきです。別れの理由を知って次の恋に生かす方法もありますが、大半の場合は生産性のない話し合いになります。「他に好きな人ができた」「やっぱり合わないと思った」など、納得のいかない理由しか聞き出せず、心のダメージを負うなどマイナス要素のほうが大きいため、おすすめしません。
目的は、彼女と後腐れなく別れることです。直接面と向かって別れを確認することで、彼女との関係にきちんとピリオドを打つことができます。
●彼女とは会わずに、LINEなどで別れを告げる
こちらから「会いたい」と連絡をしても、彼女から返事がこないとか、会うのを拒否されてしまったのだったら、直接会うことはできません。会うのは諦めましょう。無理に会おうとすると、ストーカーと誤解されるケースがあるからです。このような場合は彼女とは会わずに、電話やメッセージで別れを告げましょう。
メッセージに返事がこなくても、何度か電話をかけていると、出てくれることもあります。そのときがチャンスです。「連絡ができないということは別れたいということだよね。今までありがとう。」とハッキリと別れを告げましょう。
電話に出てくれない、着信拒否されているなどの場合は、メッセージで別れを告げてください。「何度も連絡をしたけど、返事がないから最後にメッセージをしました。別れましょう。さようなら。」などと、メッセージを送ってください。
これで、スッキリと彼女を忘れましょう。返事は期待しないでください。もしかしたら未読のままかもしれません。彼女があなたのメッセージを読んでも読まなくても、どちらでもいいのです。自分のほうから、彼女に別れを告げるアクションを起こすことが大切だからです。これで、気持ちに区切りを付けることができます。
●彼女と連絡がとれない場合の別れの告げ方
別れを告げるメッセージが未読状態なのがイヤな場合は、共通の知り合いに別れることを伝えてもらいましょう。こうすることで、あなたなりの誠意を示したことになり、二人の関係にケジメを付けられます。
しかし、共通の友人がいなければ、伝言を頼むことができません。このような場合は、彼女への手紙をポストに投函して、別れを告げる方法もあります。
彼女がよく行くお店や、彼女の自宅に出向いて話し合う方法もあります。しかし、1か月以上も連絡を拒否されているのであれば、無理に会うのはおすすめできません。自宅に尋ねるなどした場合、こちらにはその気がなくても、ストーカー扱いされることがあるからです。
●そのまま放っておき、自然消滅させる
彼女から連絡を拒否されているなら、あきらめて自然消滅させるのも一つの方法です。しかし、これまで仲良く付き合ってきたのに、何の理由もなく彼女の方から一方的に音信不通になって関係がフェイドアウトするのは、納得ができません。ある意味、最低な別れ方と言えます。
なぜ、音信不通の自然消滅が最低の別れ方かというと、相手側には何らかの理由があっても、こちらにはそれが一切伝わらないからです。理由もなく、相手から拒絶されるのはとても理不尽なことです。辛い気持ちになりますし、諦めきれない心理になるのは当然です。
自然消滅の本質は、彼女の自分勝手な行動に翻弄される辛さです。なぜ自分勝手なのか、主に3つの理由があります。1つ目は、別れ話から逃げていることです。2つ目は、彼女だけが気持ちをスッキリさせて、次のステップに移ってしまうずるさです。3つ目は、逃げを打つことによって、相手がどれだけ傷つくかを理解しようとしないことです。
あなたと付き合う気持ちがなくなったのであれば、言葉で伝えるのが誠実な人間関係です。これまで恋人として信頼し、仲良く過ごしてきたのに、最後に相手から連絡を拒絶されたのでは、プライドも傷つきますし、適切に対処することもできません。自分からは何のアプローチもできないことが、自然消滅のもっとも辛いことではないでしょうか。何らかのアクションが取れるのであれば、どのような結果に終わるにしても、諦めもつきます。しかし、相手からの一方的な音信不通による自然消滅は、なすすべもありません。
彼女が別れ話を避けるのは、「別れ話が煩わしい」「別れを切り出したときの彼の反応が怖い」「自分から振ったという罪悪感から逃れたい」など、自分の気持ちを優先しているからです。彼女にとっては、「彼の言動に傷ついた」「彼のここが不満」など、何らかの理由があるのでしょう。しかし、その理由がこちらには一切伝わってきません。だから、「何か彼女を怒らせるようなことをしたのかな？」「嫌われたのかな？」と、モヤモヤした状態を抱え続けることになります。
彼女のほうは、あなたから解放されて、自由に暮らしていたり、新しい恋人ができたりして、幸せに暮らしているのかもしれません。でも、音信不通にされたあなたは、彼女からの連絡を待ち続けるしかないのです。別れるにせよ復縁するにせよ、お互いの関係をハッキリさせたいはずです。でないと、次のステップに移ることができません。このような理由から、音信不通による自然消滅はひどい別れ方だと言えるのです。
●自然消滅にもメリットがある
最低の別れ方と言ってきた自然消滅ですが、実はメリットもあります。彼女と連絡がとれずに自然消滅するのは、決して悪いことばかりではないと考えましょう。
一番のメリットは、別れ話で揉めることがない点です。別れ話をすると、どうしても相手の欠点を指摘することになりますから、お互いが傷つきます。売り言葉に買い言葉で、ケンカに発展することもあります。後味の悪い別れ方をして、心のダメージを受けることが多いのです。
その点、自然消滅では自分が責められることがありませんし、必要以上に相手を責めてしまう心配もありません。どうせ別れるなら、おだやかな気持ちで「さよなら」をしたほうが気が楽です。
一方、自然消滅のデメリットは、次の恋愛に踏み切るタイミングがわからないことです。はっきり「別れよう」と確認したわけではありませんから、何となく中途半端な気持ちで、なかなか次のステップに進めません。このデメリットを解消するためには、自分で気持ちに区切りをつけるしかありません。
●別れは自分で決める！彼女の判断に委ねない
別れたのか、まだ付き合っているのかの判断を相手に委ねてしまうと、いつまで経っても気持ちは宙ぶらりんのままです。彼女からの連絡を待つことは、相手に別れる・別れないの判断を委ねることです。
彼女を待ち続けるのか、それとも別れるか、自分で決めるしかありません。1か月連絡がとれなかったら、相手に別れを告げられなくても、自分の中で「この恋は変わった」とケジメをつけることです。たとえ彼女が「別れたつもりはない」と思っていたとしても、1か月も音沙汰なしでは説得力はありません。
相手と話し合って白黒ハッキリさせたい気持ちは分かりますが、それにこだわっていると無駄な時間を過ごすことになります。「お互いが傷つけ合わずに別れられてよかった」と気持ちを切り替えて、新しい恋を探しましょう。
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