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痴呆症の親が音信不通になってしまった!警察へ連絡したほうが良い?

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痴呆症の親の音信不通は危険

遠方で暮らす親が痴呆症を患っていた場合、安否確認が取れなくなると子供としては心配なものです。もしかしたら近所を徘徊しているだけかもしれませんが、場合によっては迷子になって帰宅できず困っている可能性も考えられるでしょう。高齢の親が痴呆症の場合には、できるだけ早く発見するためにも早いタイミングで捜索を始めることが重要です。時間が経てば経つほど、親は徘徊しながら遠くへ行ってしまったり、どこかに迷い込んでしまうと発見できる確率は低くなってしまうからです。

痴呆症による行方不明者は、日本国内全体の行方不明者の約15%程度に上ります。数にすると約1万人程度もおり、この数は高齢化社会が進む中で右肩上がりに増え続けています。

速やかに警察へ連絡しよう

警察に連絡して大事にするのは申し訳ないという気持ちから、連絡が遅れてしまうケースは少なくありません。しかし痴ほう症の場合には徘徊しながらどんどん遠方へ行ってしまうだけでなく、歩いているうちに自分の目的や場所が分からなくなったり、自分がだれかも分からなくなってしまう可能性があります。また痴ほう症では、他人に場所や道を尋ねたり、地図を読む能力が低下してしまうため、行方不明になってしまうと家族の元へ帰れなくなる可能性が高くなってしまいます。

警察へ速やかに連絡するのは、そのリスクをできるだけ低く抑えるためです。親が音信不通になってすぐの状態で警察が捜索できれば、自宅のそばで発見してもらえるかもしれません。

怖いのは、徘徊による行方不明だけではありません。事件や事故に巻き込まれる可能性がありますし、季節によっては熱中症や脱水症、また低体温症のリスクもあり、場合によっては命の危険もあるでしょう。さらに、徘徊しながら線路に侵入して電車にひかれたり、また高速道路に迷い込んで車にひかれてしまうと、最悪の場合に損害賠償金が発生してしまうこともあります。また高齢だと、転んだ時に骨折して動けなくなってしまうリスクもあるでしょう。

警察へ届け出る方法

警察へ届け出る際には、失踪届や行方不明届を提出します。これらは警察にとっては優先順位はそれほど高くないため、別の重要な犯罪で忙しい時には、届け出を出してもすぐに捜索してもらえない可能性はもちろんあります。しかしそれでも、届け出は早い方が良いですし、自分一人で気をもむよりもプロに依頼したほうがより高い確率で発見できることが多いものです。

ちなみに、行方不明者の捜索の中でも、痴呆症と判断されると事故に遭うリスクが高いため、特異行方不明者として緊急性が高い行方不明者として取り扱ってもらえます。そのため行方不明届を提出する際には、かならず親が痴呆症を患っている旨を伝えましょう。

探しても見つからない場合にはどうする?

警察へ依頼しても、優先順位によってはすぐに探してもらえないことはあります。その場合にもしも自分たちで探すなら、まずは介護センターや介護施設など、親が普段から利用している施設やサービスを中心に情報を収集すると良いでしょう。また、普段通っているスーパーやコンビニなどのショップも要チェックです。もしかしたら、どこかへ買い物に出かけた時に、道に迷ったりどこにいるか分からなくなって行方不明となった可能性もあります。

徘徊している痴呆症の親が発見される場合、多くは自宅のそばで見つかります。自宅から意外と近い場所で見つかることが多いため、近所にも声をかけて情報を収集したり、注意してもらえるように依頼するのもおすすめです。

一昼夜開けても見つからない場合には、探偵へ依頼するという方法も検討しましょう。親が音信不通になってから早い段階で警察へ届け出を出しても、警察の判断によってはすぐに捜索できないことはありますし、素人が探しても見つからないケースは少なくありません。人を探すプロの探偵なら、ドローンを使ったり、周囲への聞き込みなども含めて素早く探してもらうことができます。費用はかかりますが、最初に見積もりを出してくれる所が多いため、その点は安心できるのではないでしょうか。

遠方に住んでいる親のことは普段から役所へ相談

親が遠方に住んでいると、万が一の時にも駆けつけることは難しいものです。そんな時には、親が住んでいる地域の自治体へ相談したり、民生委員へ相談するなど、地域のコミュニティへ普段から相談しておくという方法が役立ちます。勿論、相談したからと言って毎日自宅へ安否確認に行ってもらえるわけではありません。しかし高齢で痴呆症の一人暮らしだと分かっていれば、役所でもそれなりに注意を払ってくれるので、万が一の時には安否確認をしやすくなります。

また民生委員は、地域のボランティアで成立しており、高齢者の相談相手や安否確認などの作業をしてくれます。こちらにも普段から相談しておけば、万が一連絡が取れなくなった時には安否確認をしてもらえるかもしれません。

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